ラテンダンスの愉しみ 2021.1.12 小林 勝
三信真樹先生にラテンダンスの楽しさ、音楽とのかかわりについて執筆をお願いしました。
土曜日に茅ヶ崎の体育館でラテン技術講習会に参加している皆さん向けに書いていただいたものですが、社交ダンス愛好者の皆さんに広くお読みいただきたいと願って、先生の了解を得て公開をすることになりました。
学生時代にはバンド演奏などもやっていた先生のラテン音楽の捉え方 とらえかた が伝わってきますね。お読みになってください。
ラテンダンスの愉しみ たのしみ
2018.3.17 三信
真樹 さんのぶ まさき 先生
私にとってのラテンの一番の魅力はパーカッションの心地よさです。特にコンガが奏でる かなでる トゥンバオと呼ばれるリズムが大好きです。ルンバやチャチャチャに流れている、一般的には
ツク、タン、ツク、ポンポンというリズムパターンです。
これを聞くと、なんだか ムズムズ ソワソワして踊りたくなってしまいます。
社交ダンス専用の音源ではワンパターンの場合が多いのですが、本来は変化していくことを前提に演奏されます。この変化が痒い かゆい ところに手が届く感じがしたり、予想を裏切られて 「こりゃ 一本とられた」
と思ったりして堪らなく たまらなく 愉しい たのしい のです。そんな音源に出会った時は、手の込んだルーテンは必要ありません。クローズドベーシックのようなごくごく単純なステップで、パートナーと
「この感じいいね」 なんて話しつつリズムの機知を楽しみながら揺れていたいです。